【日時】 ２０００年１１月５日（日）
【天候】 晴
【メンバー】 単独
【アプローチ】自宅（甘木市）−地方道−R322−古処山正面登山口
【山名】 古処山(862m）屏山(927m) 甘木市と嘉穂郡の境界
【コース】 登山口駐車場(9:15)−6合目・林道広場(9:56)−水舟(10:30)
−馬攻め場(10:50)−古処山山頂(11:00)(11:40)−鞍部(12:00)
−屏山山頂(12:35)(12:40)−鞍部(13:25)−ツゲ尾根(13:40)
−登山道出合(14:12)−駐車場(14:55)
【参考資料】 分県登山ガイド「福岡県の山」
３日の山歩きで痛めていた左足に痛みが少し残っています。しかし、あまりにお天気が良いので、足慣らしに紅葉近郊の山でもと古処山・屏山に登ってみた。家族のものが迎えに来てくれれば馬見山まで行きたかったのですが、所用で迎えはなしだったので屏山から引き返した。
私の家から秋月へは山中の地方道が近道になる。午前９時過ぎにようやく秋月キャンプ場の駐車場につきました。８台位が駐車しています。すでに下山中の人もいる。私もゴム長靴を履きＷストックをもって、舗装された車道をゆっくり登ります。今回はラガーシャツ１枚という服装で登ってみました。
最近雨が多かったので沢の水量は多いようだ。舗装林道の終点から未舗装の遊歩道に入る。しめっていますが、歩き難くはありません。ツワブキやシュメイギクなどが咲いている。古処学園の山小屋のすぐ手前の登山道には大岩が転がっていたのだが、先日の大雨ですぐ上から大量の水が流れたのか谷側の路肩がえぐられていた。山小屋は相当荒れが進んでいて、その内崩壊しそうだ。白圭園を過ぎて橋を２回渡るとすぐに石畳となります。結構乾いている。
沢は２俣になり右俣を少し登ると依然と倒木が放置されている。石畳はなくなると沢から離れ、尾根をジグザグに登るようになりすぐに左俣の左岸に出る。少し増水気味の沢を渡れば、舗装された林道広場に出ます。１０台位は駐車している。
ここからは少し急坂となり、石が階段状積んである。牛岩を過ぎ紅葉谷分岐は７合目で合目標識が新しくなっている。これを右に見て登る。石畳の登路には水があふれている。時々水路の掃除をしながら登る。三角杉の途中に最近ガレ出した谷を越えるとこはより崩壊が進んでいた。さらに石の階段を登り水舟に着く。この辺り日が射し込んでいる。水をたくさん飲んだので、水舟で久しぶりに補給をした。水舟から少し急になった登路を登り、古処山頂を巻き縦走路に出る道が右に分岐しています。ここにある大モミジの紅葉
はわずかでまだ青かった。
自然歩道途中から別れて左へ馬攻場へ向かいます。ここは古処山城の本丸の跡ですが、誰もいない。ここから尾根を登り、風が吹いて涼しく、展望も少しは開ける。石灰の岩を登るところで２人ずれの登山者とすれ違った。人声がすればまもなく山頂だ。
山頂はあったかで、登山者は２人しかいなかった。家族に携帯電話をしたり、山旅人さんにもしたところ通じました。障子岩尾根を縦走中の昼食時間のようでした。紅葉もあまりなく展望は遠景はダメで、福智山も雲の中でした。ここで500mlビールと塩ラーメンで食事だ。次々と人は増えてきたので退散だ。西の岩は人が多いので縦走路を進んで東の岩に行ったのですが、人が多いのでそのまま縦走路を歩く。
屏山への縦走路の鞍部に出て、右からツゲ林から来た巻き道と出会い、直進すれば縦走路沿いにわずかに残された照葉樹林帯の中を木段等の登路をゆっくり登る。途中には鹿に食された木が数本あった。ここは椿が多い。ここの木段も段差が出来てきた。
石灰岩の露頭をみて、やがてヒノキや杉の人工林の中を進めば再び自然林が現れ、山頂の端に着きます。やはり紅葉はいまいちだ。ここで山口から来たグループに出合った。山頂には誰もいない。三角点にタッチして少し休んで直ぐに戻ることにする。この山頂からも筑豊地方がよく見えているが、福知山や貫山等はみえず、宝満・三郡山、砥石山、大根地山、砥上岳などがみえていた。
鞍部から左へツゲの原始林をぬけて尾根に出ます。時間があるので紅葉谷を下ることにして、南へ尾根を歩きます。しばらくはツゲ林だ。ここの笹も鹿に食べられて歩きやすくなっていた。ポンプ小屋の前辺りから自然林となります。この辺りは落葉樹が多いのだが紅葉はいまいちだ。
標識に従って踏跡をあるくが落ち葉がつもっている。途中で倒木かたずけのボランティアをする。このまま割と急な尾根を下っていく。途中から照葉樹林となり尾根が狭くなる。さらに尾根から正面登山道へジクザグに下ります。この辺りで団体さんに追いついたのだが渋滞だ。初心者がいるようで、登山道から谷へ滑り落ちた人がいたのだった。幸いけがはなかったようだ。ここで団体さんを追い抜いて、谷を渡って自然歩道にでる。すぐに牛岩であ
る。
ここから往路を戻る。林道駐車場にはまだ車がある。ここから更に下る途中でも登山者と出会った。自宅には午後３時３０分頃着いた。
「上」