【日時】 １９９７年５月２５日（日）
【天候】 晴時々曇
【メンバー】 単独
【アプローチ】自宅（甘木市）−地方道−R210−R212−R442−R57−R502−林道−
地方道−林道−犬流れ越新道入口
【山名】 夏木山ﾅﾂｷﾔﾏまたはﾅﾂｷﾞﾔﾏ1386m 祖母傾山系
【コース】 犬流れ越新道入口(6:10)−アカマツの展望台(7:00)−
犬流れ越(7:20)−新道分岐(9:47)−夏木山山頂(10:00)(10:50)
−夏木新道入口(12:20)−犬流れ新道入口(12:35)
【参考資料】 分県登山ガイド「宮崎県の山」
→クリック・コース概念図
夏木山ﾅﾂｷﾔﾏまたはﾅﾂｷﾞﾔﾏは大分県宇目町藤河内と宮崎県日之影町の境にあり、傾山から東南にのびる尾根上にある。落葉樹が多く夏のみ青くなるのでこの名がある。（角川日本地名大辞典より）
祖母傾山系の山で先日（４月下旬）登山した新百姓山・桧山と同じ稜線上の夏木山に藤河内渓谷から周遊コースで登ってみました。
家をパジェロ・ミニにて午前２時過ぎに出発し、竹田から三重町を通り、宇目の「唄げんか橋」を渡ってすぐ右折し真弓経由の林道で藤河内に着く。さらに右岸の町道に合流してさらに登る。さらに未舗装の林道を登れば第１夏木橋、第２夏木橋を渡って、堀切峠の直ぐ下ったところが夏木新道入口でさらに下れば鋸切谷橋を渡る。この横の左側に犬流れ越新道入口の標識がある。林道沿いで直ぐ上のカーブになったところの広場に駐車する。午前５時５０分だ。
午前６時１０分、もう明るくなった登山口の丸太の橋を渡って、沢沿いに登る。谷を渡って雑木林の中を尾根に登ればとヒノキ林の中の急登となる。雑木が混じりだすと尾根を左にトラバースする。そしてジクザグに登って再度尾根にあがれば木々の間から桧山ﾋﾉｷﾔﾏが見える。
この辺りからシャクナゲなども現れアカマツの大木もある。さらに、この尾根の急坂を登ればアカマツの大木が数本と大きな岩がある場所に到達する。ここは木山内岳方面の展望がいい。ヤマツツジやオンツツジなども咲いて、良い点景だ。しばらく急登を登れば、アカマツの大木が倒れた展望の良い場所にくる。この辺りからスズタケも現れてくる。
しばらく登ると右に巻くように尾根からはずれ、まもなく犬流れ越の峠に着く。右へ行けば桧山・新百姓山を通り「杉ガ越」へと通じる。鋸切尾根は左に行き、スズタケの中をピークを目指す。この辺りはブナの巨木も多い。サラサドウダンに似たヨウラクツツジ？も咲いている。このピークは「小ノコ」と云われ、南の岩壁を下りるときは手がかりが少なく緊張する。
次の登りはまず長い２段バシゴで登る。ピークからは傾山方面がよく見える。更に次のピークは「折れノコ」と云われピークが長い、下りるときは右へ重内谷ｵﾓｳﾁﾀﾞﾆへのルートと左へ縦走路の２本がある。夏木山は左の赤テープに沿って下る。
ピークをいくつか巻いて次のピークは「中ノコ」である。さらに次のピークが難所の「鹿の背」だ。ピークを乗り越すか、トラバースするか迷ったがトラバースする事にした。ここでストックの先端がゆるんで谷に落としてしまったが、幸い拾える深さところだったので無事に回収した。渡り終えて「鹿の背」のピークに登って見ると３６０度の展望は抜群なのだが、それは岩の細尾根だ。トラバースしたところは深い谷になっていた。(後日に「鹿ノ瀬」を渡った)
次のピークを下りるところが「屏風岩」でハシゴがあり、これ無しでは私には下りるのは出来ないようなところだ。次のピークは「大ノコ」といわれ、ピークは岩峰で展望は抜群です。眼前に夏木山がそびえています。
ここを下りた鞍部は夏木新道との合流点になっている。ここから広くスズタケの切り払われた急坂を登る。名残の花をつけた大きなシャクナゲの横を登ると、右は断崖で傾山方面が木々の間から見えている。まもなく広くスズタケの刈られた山頂に着く。
山頂からの展望はほとんどない。花のシーズンも終わり静かな山頂だ。家に”無事についた”と「携帯電話」して、「ラーメン」と「おにぎり」の昼の食事をする。西の断崖は千丈覗と呼ばれ、ここからは大崩山の湧塚ダキや桑原山、木山内岳がよく見える。
しばらく休んで、下山だ。山頂下の尾根で登ってくる２人の登山者と出会いました。分岐からは夏木新道を下ります。ここも大木の多い自然林です。しばらく下れば 「船石」があり夏木山の山頂の展望が良い場所です。さらに急坂を下ればツガやヒメシャラの大木があり「アケボノ平」と呼ばれるところで、アケボノツツジの木が多い。さらに尾根伝いに下れば「桧見台」にくる。シャクナゲなどもここから上に多い。桧山ﾋﾉｷﾔﾏが眼前に見える。ここから急坂を下りれば林道が見え始め、夏木新道入口に到着です。ここから左へ林道を下ること約１０数分で駐車場所である犬流れ越新道入口です。
１）登りも下りも割と急登の場所が多いようでした。
２）オンツツジが咲いていました。
３）この日は涼しくて、その上、木陰を歩くことが多かったので初夏の山歩きしては気持ちのいい山歩きでした。
４）５人の登山者と会った。福岡の人もいた。
５）林道は手入れが良く、普通の車でも登山口まで行ける。登山口の車は私以外は、普通の車（４駆やクロカンではないという意味）でした。
６）帰りは「桑の原」経由で国道に出ましたが、今のところ真弓経由がよさそうです。観音滝にいってみたいですね・・ついでに木山内岳に登って・・
竹田市街地を５０２号線に抜ける道筋をやっと覚えました。これで尾平にもスムースに行けそうです。三重から宇目までは３２６号線が広くて快適だということがわかりまし
た。
帰りは瀬の本から筋湯へ向かい広域林道と高速経由で登山口１２時５０分出発で、１６時３５分に自宅に着きました。
